
今年も夏休みがスタート! 帰省や旅行で2~3日もしくは長期間、家を空ける人も多いだろうが、そのタイミングを狙った空き巣も増えるという。どんな家が狙われやすいのだろう? 出かける前にしておける空き巣対策はないものだろうか?
そこで、最近の空き巣の傾向と対策について、セコム コーポレート広報部の安田さんに伺った。――空き巣に狙われやすい時間帯はいつなのでしょうか?
長期の不在だと深夜が多いですね。人通りが少なく閑散とした昼間の住宅街も狙われがちで、ゴミ出しや近所の人との立ち話、おつかいなどで短時間の外出をする方が多い午前9~10時、午後3~4時にも被害が多いです
――昼間も多いとは意外。では、空き巣はどんな場所から入ることが多いのでしょうか?
空き巣の4割以上が、鍵を閉めていない玄関や窓、2階の窓、お風呂やキッチンの小窓など、まさかと思うようなところから侵入しています。留守にする場合は、短時間であっても、玄関や窓の施錠を忘れないでください
――例えばマンションだと、どこから侵入されてしまうのでしょう?
マンションの場合、意外と玄関から入ってくることが多いのです。オートロックでも住人の後ろから入ってしまえるので、公道と同じ感覚でいたほうがよいでしょう。とくに高層階ほど、玄関が侵入口となりやすいので家にいるときも必ず施錠し、ドアガード(チェーン)をかけましょう。空き巣とはちあわせするのがいちばん怖いですよ
――はちあわせはたしかに怖いですね。そのまま逃げてくれればまだしも、居直り強盗にでもなったら身の危険が……。では一戸建ての場合は?
高い塀や家の裏側など、家の周囲の道路から見えない1階部分の窓が要注意ですね
――では長期間、自宅を空ける際、空き巣に入られないためにどんな対策をすれば良いのでしょう?
公園などで半日~1日、周囲の家のようすを下見して物色している空き巣もいるので、留守に見せないことが最大のポイントです。まず、家を数日空ける場合は新聞や郵便を止め、ポストにためないようにします。厚いカーテンや窓が閉まったままなのもよくありません。出かける前にレースのカーテンなどにしておき、家に人がいるように見せかけましょう。あとは、窓ガラスに防犯フィルムを貼って外から割りにくくしたり、補助錠をつけるのも効果的です
とにかく「隣近所の家よりスキがないと印象づけることが大切」とのこと。最近の空き巣は営業員のような服装で、住宅街をうろついていることもあるそう。油断せず、留守に見せないような対策をしてから出かけたいですね。
●取材協力・セコム株式会社元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/07/ThinkstockPhotos-183991278.jpg
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